今回はHoraさんのお試し山行ということで、山口県内でもメジャーなルートである犬戻峡を選んだ。
この沢は山口にUターンで戻ってきた時に最初に登った沢だったなあ。なつかしい。が、忘却が特技の自分は細かい様子はほとんど覚えていないので初見と同様の新鮮さで遡行することができた(?)。
出だしからキャンプ場を通り堰堤がいくつも出てくるが、水は清らかで気持ちのよい渓相である。出てくる滝の多くが釜をもち、泳いでもいいが、微妙なバランスで越えるへつりの方が概して面白い。
Horaさんは果敢に泳ぐ。シャワーでもとりつく。若さあふれる登りっぷり、いいねえ。
F7トユ状5mは水勢強く自分は右壁を巻き気味に越えたが、Horaさんは突っ張りで正面突破。F8、F9の登攀ラインもしっかり読んでいた。登攀力も申し分ない。ただリードの経験は少ないということで、途中休憩の合間にハーケンを打つ練習をした。ハンマーの扱いはまだぎこちないが、学ぼうというその姿勢が大事。適当なリスが見つかるかどうかはその場の状況なので、サイズの選択、どの程度効いているかの感覚、回収の仕方などは練習と実践の中で身につけていきたいものだ。
ハーケンといえば、F11の上部には「なぜこんなところに???」という場所に残地ハーケンやボルトが打ってある。初心者が遊歩道から入渓して登るものであろうか?できれば余計なものは残地してほしくないのだが・・・。
今回は二人パーティということもあり、かなりいいペースで遡行できた。
あらためて犬戻峡は滝もそれなりの難度があり、岩はかっちりしてフリクションもきくので、快適な登りが楽しめるいい沢だと感じた。
メンバー toshi(L、記)、Hora
コースタイム 8:20入渓(寂地峡出合手前) 10:50犬戻しの滝 (大休止) 13:10林道へ(第四堰堤の先から) 14:00駐車場
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Hora (金曜日, 30 9月 2016 19:32)
犬戻峡楽しかったです!
10月の山行も楽しみにしてます!
まだまだ沢登り行きましょ〜!